テレビをやめた理由

ご存知の方も多いと思うのだけど、我が家にはテレビがありません。

 

いや、正確にいうとテレビ自体はあるのだけど地デジが映りません。

数年前にアナログ放送が終了した時に我が家のテレビも終了しました。

デジタルチューナー、買わなかったんです。

 

それまで全くテレビを見ない生活をしていたわけではないのですが、そんな、新たにデジタルチューナー買ってまでテレビって我が家に必要なのか???って思ったら、もしかして無くても困らないんじゃないの???という疑問が湧いてきて、ひとまずテレビ無しで生活してみることにしたんです。

 

どうしても困ったら後で買えばいいだけだしって。

 

たまたま我が家はスカパーに加入していたので、一応ニュースチャンネルもあるからニュースが見たければニュースチャンネル見ればいいし。っていうのもあったのも大きいかな。

 

でもね、テレビがなくなって最初の数年はスカパーのニュースチャンネルやいろんなチャンネルを見たりしていたのですが、だんだんとその時間も減り、今ではスカパーですらつけなくなりました。

一ヶ月間全くスイッチを入れない時もザラです。いや、むしろその方が多いかな。

 

 

で、今はこの状況にすっかり慣れ、今の自分にとってはこれがとても心地よい環境だったのですが、面白かったのはこの年末年始に実家に帰省していた時のこと。

 

実家にはもちろんテレビもあり、兄も帰省していたり、年末年始の特別番組などもたくさんやっているので、ほぼ一日中テレビが付けっ放しなんですね。

最初のうちは普段見ることがないのでふーんなんて色々楽しんで見ていたんですが、そのうち、ものすごーくイライラしてきたんです。

ものすごいストレス。

 

最初は、単純にずっと音が鳴りっぱなしなのでそれがうるさくてイライラしてるのかと思ってたので、他の家族の様子を見て、今なら消せるなっていうタイミングになったらスイッチ切ってたんですよね。

でもまた誰かが見たい番組が始まると、スイッチが入る。

 

で、テレビの全て、何もかもが嫌いというわけではなく、中には『面白いな』っていう番組もあったりするので自分も一緒に見てたりもするんですよね。

でね、見だしたら見だしたでスゥーッと引き込まれて見入っちゃうんです。

 

2日くらい経った頃かな。

ハタと気付いたらこの休みに読もうと持っていった本が全く読めてないことに気がつきまして。

『あれ?』って。

 

いつもの休みならもっと本を読めてるのに。

そうか、テレビ見てたからか。って。

 

だけどよくよく振り返って見ると、そのテレビを見ていた時間の中に本当に自分が満足して情報を受け取っていた時間ってどれだけあったんだ???って。

 

あ、ゼロじゃないですよ。

もちろん、見てよかった番組もあったので。

 

でもね、テレビを見ていた全部の時間の中で本当に自分にとって価値があったなって思えた時間って多分2〜3割くらい。

あとはね、なんとなく流れで見ちゃってたんですよね。

 

あー、これだ。

この『自分の意思に関係なく一方的にどんどん情報が流れ込んでくる状況』がストレスだったんだ!ということに改めて気付いた次第。

 

 

テレビがついていようがなんだろうが、構わず自分のペースで自分のやりたいこと、やれる人っていますよね?

私、ダメなんです。

ものすごい引っ張られちゃうんです。

 

テレビがついてなければ、自分の意思でその瞬間その瞬間を『今何しようか?』って考えられるのに、テレビがついてるだけで気がついたらなんとなく流れでぼぉーっと見続けてしまう。

しかも自分で情報を取り入れている、という自覚がないままなんとなく情報が頭の中に蓄積されていく。

 

なんかね、自分の時間と脳みそを乗っ取られたみたいな感じがするんです。

 

今のテレビ無しの生活が非常に快適なのは自分のペースで全ての瞬間を何しようか?どの情報を取り入れようか?って決定できるからだったんだ!

 

最初はなんとなくその時の流れでやめたみたテレビでしたが今となっては自分の生活にとってすごく大きく影響していたんだな〜と気付いた次第。

 

あ、テレビ自体やテレビを見ることを否定しているわけじゃありませんよ、念のため。

自分が子供の頃から見てきたテレビ番組によってたくさんの恩恵を受けてきた実感もあるし、今でもとても素敵な番組があるのも知っていますし、テレビを見ててもちゃんと自分の意思で時間を上手に使われている方もたくさんいらっしゃるのは存じてますので。

あくまでも私自身の性格に合ってるか合っていないかというお話です。

むしろ、もっと自分軸がしっかりしてきたらテレビも上手に使いこなせるようになるかもしれないな、とも考えています^^

  

 

 

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